伝統鍼灸学会に行ったら、60代の知り合いが、心臓が悪い、腎臓が悪い、というような話を聞きました。じわじわ忍び寄る病気、そして老い。
「青春の蹉跌」という小説があったが、「老人のつまずき」という小説もあってもよいかも。用心に用心を重ねても、転ぶときは転ぶ、つまずくときはつまずく、ようである。
最終コーナー、毎日、無事に過ごせれば、おんの字。これからが、人生の本番なのでしょう。
伝統鍼灸学会に行ったら、60代の知り合いが、心臓が悪い、腎臓が悪い、というような話を聞きました。じわじわ忍び寄る病気、そして老い。
「青春の蹉跌」という小説があったが、「老人のつまずき」という小説もあってもよいかも。用心に用心を重ねても、転ぶときは転ぶ、つまずくときはつまずく、ようである。
最終コーナー、毎日、無事に過ごせれば、おんの字。これからが、人生の本番なのでしょう。
26日・27日は、日本伝統鍼灸学会(於船堀)。27日は、スペインのフィリップさんの講演の座長をしました。そのあと、フィリップさんと筑波に泊まり、翌日は、茨城県の某先生のお灸を見学し、そのあとにみやかわ温灸院を見学して、解散しました。
フィリップさんがいうには、ぼくにはカゲが無いとのこと。強い光があたったひとは、かならず濃いカゲがあるはずなんだが、カゲが無いらしい。「養心のすすめ」を書いた人物が、どのような行動をするか、ずっと観察し、分析していたようです。
この観察・分析は、なるほど西洋人らしい。この観察・分析が、情報収集・戦略となり、診察・診断となるのでしょう。としてみると、ぼくは、ぼんやり生きてきたなあ。
むかし、ジープタイプの車がはやったころ。火付け役は、三菱のパジェロ。その時、カンガルーバ-を装着するのがはやりました。写真のように、車体の前方に装着して、ガンガルーとの衝突から車体を守る役割をするのです。日本でそのようなシーンはないのですが、はやったのです。
ところが、近年、イノシシ、シカが増えて、里に出てきて、道路で自動車でぶつかることが増えているそうです。おあそびのカンガルーバーが、現実になってきているようです。
日本の人口が減っている、とくに山里の人口が減っている。イノシシ、シカが山里に降りてくる、道路を横切る、事故にあうという流れ。
イノシシ、シカは、西日本で過密だったのが、東日本も増えてきて、さらに元々いなかった東北地方に増えているそうです。原因は、温暖化と、人口減ですから、いずれ東北地方も満杯になるかもしれません。山里がかかえる問題は、クマの出没だけでないようです。さらに、植物を食べ尽くすので、土砂崩れも起きているそうです。
「YOUは何しに日本へ」という番組で、インタビューに応じたのは、ドイツテレビ局のディレクターだった。ドイツでも、この番組をみていたそうである。番組の作り方をしりたいから、テレビクルーについていっていいか、と頼んでいた。
そんなわけで、番組作りの裏側に侵入したわけだが、台本が無いことに驚いていた。ドイツでは、かならず台本があるそうである。台本があれば、確実な番組になるが、面白さに欠けるので、「YOUは何しに日本へ」を見ていたのだそうである。
「YOUは何しに日本へ」は、アドリブで番組が作られていることに気がつき、驚いていた。台本有りからみれば、いい加減に作っているようで、安心できないかもしれない。
台本を書くことは神の視点だからで、アドリブは虫の視点かもしれない。そうしてみると、「YOUは何しに日本へ」や「ポツンと一軒家」のような番組は、なにげない番組だが、見方をかえればとても面白い番組なのでしょう。見方をかえることは、大事。
テレビでみたのだけど、グランドキャニオンは総延長400キロ以上のこと。てっきり、数キロだと思っていました。東京から仙台をはるかに超えて、ずーっと続いているのです。思っているのの100倍でした。
まもなく、カテゴリー5(最強)の台風がフロリダ州に上陸するらしい。ちょっとみたニュースだけど、590万人に避難勧告が出たもよう。埼玉県に匹敵する人数が、東北地方に避難するようなイメージ。もちろん高速道路は大渋滞。日本の台風の避難勧告と比べて、10倍以上の、あるいは100倍以上の規模ではないだろうか。
二つのことから考えてみると、アメリカ人のキモの座り具合は日本人をはるかに超えるだろう。これは天地の授かりもの(たましい)としかいいようがない。
『霊枢』本神篇に、天のたましい、地のたましい、祖先のたましい、父母のたましいが宿って、赤子は誕生するとあるけれど、まさにその通り。
本日とどいた『日本鍼灸新報』691号に、物故者7名のお名前と卒年がありました。
卒年の内訳は、77歳、76歳、73歳、73歳、70歳、67歳、66歳でした。今でいえば、まあまあの寿命です。近年の、知人の卒年も、同じようでした。
問題は、未病を防ぐといい、健康を売り文句にしていながら、ご長寿者がひとりもいないことです。どこに問題があるのでしょうね。大局的な視点で、検討すべきかもしれません。
なにやら選挙が近いらしい。
野党は結束して、自民党の裏金問題を取り上げるらしい。
しかし、神の視点、虫の視点からいえば、野党は、虫の視点をやりすぎ。大事なことですが、同時に、神の視点からみた、国際関係、国の将来像、本格的災害対策など、大風呂敷をしいてもらいたい。食料自給率や電力問題も真面目にとりあげてほしい。
自民党総裁戦のときも、神の視点の候補者はいなかったようですから、我が国は、やはり、しばらく、当分の間、半世紀くらいは、現状維持なのかも。