2022年4月23日土曜日

水菓子

  義母が、よく「水菓子」と言っていたが、はじめは水ようかんのようなものかなと思ったら、じつは果物だった。菓子は、草冠がついているように、もとは果物であり、お菓子と区別するために、水菓子と呼ばれている。果物も菓子で、お菓子も菓子だ、という時代の名残りで、今的には使わないことばかもしれない。今は、くだもの、おかし、と分けているので。

 唐菓子(おこし・せんべいなど)の日本化したもの、南蛮菓子(カステラ・金平糖など)の日本化したものが、和菓子の祖型らしい。

 写真の清浄歓喜団は、最古のお菓子で、唐菓子がそのまま残っています。フォルムといい、油であげているといい、中のあんこといい、よくぞ保存してくれているなあ、と感心しています。

 子供の頃、お菓子といえば、三色最中か、白松が最中。団子売りも来ていました。あと、白米をいれてバーンといわせるとお菓子になったバクダン。果物は、リンゴ、ミカン、スイカくらい。今は、洋菓子もはいりますから、ちょっと前からみると、菓子はおおく、深く、広くなってます。

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