2019年4月20日土曜日

古典のよみかた

 20代後半に島田先生の門に入ってから、今頃になって、古典の読み方がわかってきたような気がします。大器晩成(大器は成らず)というか、自分でも遅いなあとおもいます。

 やっぱり『論語』は欠かせません。シンプルな言葉から、どれくらい意味を拾い上げることができるか。そのためには、孔子の年齢、その時の状況、対話者の年齢、性格などを踏まえて、頭の中でイメージするわけです。さらに、類似の発言が無いかどうか。単に文字を追うだけでなく、総合的に読まねばならないのです。そういう訓練をしておけば、ほかの古典はおもしろく読めるわけです。

 つぎは『老子』でしょうか。反孔子というスタンスで書かれているらしいので、あらかじめ『論語』は読み終わっていなければなりません。『論語』のどの文面に対して、老子がコメントしているのか。これがわからないと、とんでもない方向にいきそうです。老子の宇宙論とか、老子の養生学とか。『老子』は、わかりやすく書かれているはずなのですが、とっても難解です。なぜ、このことを言い出したのか、どのような連続性があるのか。それを解明する作業が、なんとも面白いのです。

 

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